「韓国語の会話力を上げたい!」と思った時、ネイティブの友達を作るということはごく当たり前のことだと思います。
「日韓交流会」に参加して韓国人の友人を作っていくということも間違いでは無いと思いますし、
韓国語習いたての0スタートという段階であれば絶好の場だと思います。
ただ現実、「日韓交流」は、少なからず難点といいますか、ある程度の限界点があると思うのです。
(もちろんメリットもたくさんあることは前提のお話です!)
ある程度会話力が身についてきて、更なるスキルアップを目指すとするならば、
「韓×韓交流会」(つまりは韓国人による韓国人のためのオフ会や集まり)に、参加してしまうのが、自分を更に成長させるには最高の手段だと思っています。
今回の記事では、私の実体験をもとに、韓×韓交流のメリットと探し方について紹介したいと思います。
その前に、「日韓交流の難点&限界」から整理してみます。
日韓交流会の難点&限界
私自身も韓国語習得したての頃は、大学などで開催されている「日韓交流会」的なものへの参加は経験済みなのですが、個人的には「なんかコレジャナイ感」が拭えなかったんです。
では、なぜそう感じていたのか?理由をいくつか洗い出してみました。
日本語に興味あったり日本語ができる韓国人が居合わせてしまうから、つい日本語を使ってしまう。
同じようなこと感じたことがある人もいるかもしれません。
他の日本人がいたり、日本に理解がある韓国人・日本語ができる韓国人が居ることで、安心感からついつい日本語を使ってしまう。
さらには相手の日本語力に圧倒されてしまって「かかか韓国語話せないぃぃ・・・」で終了してしまうのです。
単純に韓国人とのんびり楽しく関わる時間を過ごしたい!という場合であれば、このお話は関係ありません。
ただ、「本気で最速で韓国語ペラペラになりたいんじゃああああ!!!!もっと追い込ませてよぉぉぉおお!!!」タイプの方には、
是非とも今すぐ日韓交流会を卒業して欲しいんです!
「じゃあどうしたらいい?」という疑問については後述します。
日本に興味がある人韓国人が来ている為、黙ってても絡んでもらえる
日韓交流会という名目上、大抵は日本に興味のある韓国人が集まっているので、黙っていてもある程度は絡んでもらえます。
日本についても積極的に聞いてくれたりするので、比較的コミュニケーションをとるまでののハードルが低いかと思います。
ただ、難点となるのがその後。
そこで「韓国人となんとなく会話も弾んでるし、韓国人と韓国語会話、私できるわ!!」という錯覚に陥り、
いざ日本のことも日本人のことも興味がなく、日本語も全くできない韓国人と関わることになったとき、
見事撃沈するのです(泣)。(経験済み)
韓×韓交流会のメリット
早速日韓交流会への参加を卒業し、「韓×韓交流会」に実際に参加してみた私が感じたメリットを紹介いたします。
本当に韓国語しか飛び交わない
当たり前ですが、日本語ができない韓国人しかいないので日本語が介入する瞬間は一切ありません。
まさに誰からも助けられない(というか皆日本語できないから物理的に助けれない)という、会話力UPには超絶最高な環境です!!
常に韓国語だけで意思疎通しなければならない為、いい漢字の緊張感の中で韓国語会話力を上げていくことができます。
最初はきついかもしれませんが、回数を重ねていくうちに、むしろ日本語が邪魔になってくるレベルにさえなってきます。
(会によっては自己紹介の時間が設けられたりするので、まさにネイティブに注目されながら韓国語での自己紹介の練習にもなります。)
自分から存在をアピールしていかないと相手にされないため、コミュ力が相当鍛えられる
韓国人同士前提のオフ会なのですから、まさか日本人が来ているだなんで思われていませんし、(韓国語で)自分から存在をアピールしていかないと中に入っていけません。
ただ、そんな状況でも積極的に現地人とコミュニケションしていくからこそ真の会話力や韓国人相手ならではのコミュニケーションスキルが身についていきます。
そこで出会った韓国人にとっての唯一の日本人になれることも
韓国人同士の中でクローズドで告知されて開催されるような会に、日本人が自ら情報を得て申し込んで参加まで行き着くこと自体珍しく、
「え?どうやって知ったの?外国人なのにすごいね!」という言われることも多々ありました。
なので、自分の存在さえ知らせることができれば逆に注目させることも可能です。
また、日本にそこまで詳しくなく、日本人の知人もいない韓国人が比較的多いため「日本のことならこの人!」と頼れられ、
その人にとっての唯一の日本人という立ち位置も確立しやすく、運が良ければ仕事を依頼されたりもします。
日本人の知り合いが比較的多い韓国人のいる日韓交流会では、このように自分のレア感を醸すのちょっと難しいですよね。
韓×韓交流会の探し方
では、そういった会はどうやって探せばいいのか?
NAVER(韓国の検索エンジン)で検索するにしても、そういう会が掲示されているポータルサイトを見つけること自体が1つの壁かと思います。
なので、実際にそういった会を見つけられるサイトや、見つけ方をいくつか紹介しておきます。
NAVERやダウムのカフェ、フェイスブックグループ等でコミュニティ参加→オフ会告知→参加
- カフェに参加
韓国は、カフェというコミュニティ文化があります(日本で言う、ネット掲示板の様なもの)。
カフェの探し方としては、「○○(興味分野) 모임(集まり)」というように検索すれば大体見つけられます。
例えば私の場合。現在はデザイナーの集まりに参加したいので、「디자이너 모임」と検索します。
するとありました。
「デザイナーなら誰でも自由に一緒に集まって一緒に個人作業を楽しみましょう!」と、フリーデザイナーの方などがコワーキングスペースで一緒に集まる会です。
他にも、「영어 스터디 모임(英語スタディー 集まり)」と検索してみると・・
「ホンデ社会人英会話(土曜)コミュニティ」なんてのも!!
ここは直近の投稿も多く、割と活発な集まりに見られます。
ただ、あまり活発に活動していないカフェもあるので、最新投稿が直近であるもの&会員数がある程度いるものに絞って探していくのがより効率的かと思います。
私は前職で、主に韓国のモバイルゲームアプリ会社に営業をかける必要があったため、
人脈作りの一環として「モバイルゲームアプリ関連の人たちのコミュニティ」をに加入し、オフ会の告知が流れた時は積極的に参加していました。
もちろん毎回日本人は私以外にはおらず、それだけでも盛り上がった記憶があります。
そして韓国語力はもちろん、日本人一人で見知らぬ韓国人の輪に入っていく度胸も育ちました。
- フェイスブックグループに参加
これも同じように、フェイスブックの検索窓で「○○(興味分野) 모임(集まり)」と検索すると色々なコミュニティが出てきます。
私もここ経由で参加した会もいくつかあります。
ただ、フェイスブックの場合、タイムラインがかなり流動的なので、オフ会やイベント告知が流れていないかよ〜く観察しておくのが大事です。
私は、フェイスブックグループ経由でも交流会に参加していました。(前職での人脈作り・情報交換として)
韓国人の友人が参加しているオフ会を紹介してもらい、一緒に参加してみる
韓国語での検索スキルが必要ない為、友人からの紹介経由での参加は比較的ハードルが低い見つけ方かと思います。
もちろん一緒に行く友達に頼ってしまうかもしれないリスクは伴いますが、最初の慣らしの場としては良いのではないでしょうか?
その他
韓国のアイドルが好きな人は、現地のファン友達にオフ会に混ぜてもらうなんてのもかなり楽しいかと思います。
これもハードルの低い手段かと思うので、ここから慣らしていくのもアリかと思います。
結果、「韓国語会話力以上に、現地で現地人のように生きていくスキルが身につく」
こういった「韓国人による韓国人の会」に積極的に身を投げることによって、韓国語の会話力向上ということ以上に、「現地で現地人のように生きていくスキル」が身につきます。
どういう意味合いかというと、
- よりリアルな現地人との情報交換によって、現地でやりたいことややれることの可能性や視野が拡大する。
- 「日本のことといえば〜〜さん」が色々な人に周知され、現地に住んでても仕事に困らない。
- 外国人が普通に生活していたら知り得ないようなイベント、オフ会情報を手に入れるスキルが上がる→(周りの留学生などとは違う生活ができる)
などなど、会話力以上のリターンがあります。
この味をしめてから私は、積極的に韓国人しか集まらないアウェイな会にしか足を運ばなくなりました。
何より本当に楽しいです。
ある程度会話慣れしてきてもっと追い込んで行きたい!という方には是非とも「韓×韓交流」をお勧めいたします!!
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