韓国のリアルタイム広告事例コレクションを発信開始!
まず、現在韓国に住みながら運営している韓国アートカルチャーマガジン内の項目として、
「韓国クリエイティブ研究室」という韓国の広告やSNSクリエイティブ、デザイン全般、動画・映像制作全般、ハングルフォント等に関する情報を発信するコンテンツがあるのですが、
今日からその中で、「韓国のリアルタイム広告事例コレクション」をお届けしていこうと思います。
関連記事:韓国の広告事例を現地からリアルタイムにお届け開始!【韓国の広告クリエイティブを徹底分析】
現在韓国ソウルに在住しているのですが、街を歩いていたり、ネットを見ている中で、韓国現地のリアルな広告に遭遇する毎日です。
もちろん、広告ジャンルにしても街の広告、ネット広告など本当に多岐に渡ります。
特にネット広告なんかは、現地のネット回線につながっていないと自分のスマホやPCに配信されない仕組みなので、リアルタイムで今流れている旬の広告トレンドに関しては、現地に滞在している私だからこそ発信できるコンテンツだと思っています。
と言うことで、今日から本格的に、韓国現地で実際に遭遇した「韓国のあらゆる広告」を現地からリアルタイムで記録&お届けしていこうと思います。
なお、出来るだけ時間を置かずにリアルタイムで記録していこうと思うので、写真はスマホ、ネット上のものはスクショベースで割とライトな感じの残し方にはなりますが、その点は「まさにリアルタイムさ」を物語るものとて暖かい目で見納め下さいませ。
それでは記念すべき第一回目のポストはこちら。
韓国広告事例その1:韓国のバス広告「斬新な言葉遊びのキャッチコピー」
※画像は実際に街で撮影したものです。(バスは常に走っているので、まさに逃すまいと振り向きざまに撮影したショットw)
早速、その「言葉遊び」の部分に関して解説して参ります。
まず、左右のパンダとライオンの隣に書かれているキャッチコピーに注目しましょう。
- パンダの隣のコピー:「티켓 판다」(和訳:チケットを売るのだ!)
- ライオンの隣のコピー:「티켓 사자」(和訳:チケットを買おう!)
ざっとこのようになっているのですが、どういった「言葉遊び」になっているかと言うと
- 「판다」が和訳で「売るのだ!」と言う意味でありつつ、動物の「パンダ」の意味でもある
- 「사자」が和訳で「買おう!」と言う意味でありつつも、動物の「ライオン」の意味でもある
といった状況でして、つまり、
チケット売買のサービス広告ということで「売るのだ!」「買おう!」という韓国語と偶然同じ意味になる動物名をうまく掛け合わせ、まさに言葉遊びのような広告コピーを作り出した。
といったものです。
韓国の広告、割とこういった類の広告コピー、多いです。(他事例はまた後日にでも紹介します。)
ちなみにこれは、「チケット取引サービス Ticket bay」のバス広告になります。(日本でいうチケキャン的なものですね。)
韓国は、こういった「言葉遊び」を使ったユーモラスな広告を好む傾向にあり、とにかく「いかに面白いか?」にこだわった訴求をすることが多いのも特徴です。
日本企業が韓国に広告を出稿する際は、こういった「韓国語の言葉遊び」を利用しようなものなど、より韓国国民の嗜好にハマるものを作り出す必要があると思います。
もちろん、より高度な「韓国語の言葉遊び」を利用した韓国語のキャッチコピーを作るためには、より深い韓国語への知識・運用力が必要です。
かく言う私も、この広告シーンにおける「韓国語運用力」に関しては、現地の事例に触れ続けつつ、分析力など養っていこうと考えている所存です。
では、次回またお会いしましょう!
現在韓国に住みながら、「韓国アートカルチャーマガジン」を運営しています^^
韓国の広告事例コレクションNo.2はこちら:【韓国広告事例】今ブームの映画「寄生虫」に乗せた韓国大手お菓子メーカーのInstagram広告のクリエイティブがセンス抜群